玄関ドアの電子錠の調子が悪いので修理してみた

修理、改造、分解

我が家のリビングには玄関ドアの開閉状態や施錠状態の確認や、遠隔での施錠・解錠ができる電子錠がついているのですが、経年15年を超えており調子が悪かったので修理してみました。

不具合の症状

電子錠はSHOWAのEPPXってやつみたいです。相当古いのでもう入手も修理もできないでしょう。玄関ドアが施錠されているのにリビングの表示盤では解錠状態の表示となり、「あれ?鍵かけ忘れたっけ?」とリモートで施錠しようとしても施錠を検知できず、けたたましく警報が鳴るという始末です。施錠した認識はあっても解錠ランプが転倒していることがあり気になってしまうという状態でした。

玄関ドアの電子錠ユニットの取り外し

(注)作業手順は自己流です。各部位の名称も適当に思いついた単語で説明しています。

鍵のシリンダーを外す

玄関ドア内のユニットには、鍵のシリンダーが連結されているので、ユニットを取り外すには先ずその連結を外す必要があります。ドア内側の2本のネジを外すと、外側の鍵のシリンダーが抜けるようになりますので、引っこ抜きます。

ドア側面のプレートを外す

ドア側面のプレートを固定しているネジ3本を外します。プレートを外すと奥に電子錠ユニットが見えます。が、まだユニットは外せないので次の手順に進みます。

ドアノブを外す

電子錠ユニットはドアノブについているサムターンにも連結しています。サムターンだけ外せないようなのでドアノブごと外します。ドアノブを固定している2本のネジを外すと、内側の外側のドアノブが外れるようになります。ネジを外した際にドアノブが落下するかもしれないので、支えながらネジを外すとよいです。

電子錠ユニットを取り出す

ここまで来れば電子錠ユニットを外に引っ張り出すことができます。ユニット上部には配線ががつながっているので、ユニットを引っ張り出した後に配線のコネクタを外します。コネクタはただ引っ張れば外れました。
ユニットを外した後は、ドアノブだけは戻しておいた方がいいです。ドアノブがないとドアの開け閉めが難しくなりますし、外からの見た目も怪しげになります。

電子錠ユニットの分解・修理

ユニットの開腹

シールの下に隠れているネジを含めた4本のネジを外すと外側のプレートが外せます。さらにネジを外して分解を進めることはできますが、元に戻すのが大変なのでここでとどめておいた方がいいです。もし分解を進める場合は、歯車がかみ合っている位置をマーキングしておきましょう。

スイッチ部をごにょごにょ

今回の不具合原因はおそらく丸で囲ったスイッチ部と、鍵の施錠・解錠が行われると上下する丸で囲った金属部分がぶつかって、施錠したときにスイッチがうまく動作していたなかったものと思われます。
で、スイッチの角を削って引っかからないようにするという適当な処置をしました。
このスイッチ、3本生えている足でのみ基盤に固定されているので、今回削った側がちょっと浮いてるんですよね。浮かないように基盤に固定するのが正しい直し方だと思うのですが、面倒だし原因がここなのかもはっきりしないので、適当な処置で終わりにしました。

このユニットは以前にも一度分解したことがあり、そのときはスイッチが奥まで押されなかったのが原因かと思い、写真に写ってるようにスイッチのバネ部分を曲げてがっつり押されるようにしたのですが、不具合は直りませんでした。
なお、写真ではわからないうえに説明が難しいのですが、上下に動く金属部品でスイッチが押せる場所は写真で上側のスイッチを押している場所のみです。金属部分の上側には面がありますが下側には面はありません。

元の状態に戻す

ここまでやってきた手順を逆にたどれば元に戻せます。

修理結果

修理後に再発していないので、多分直ったんじゃないかなと思います・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました